ホワイトカラー・エグゼンプションとは

ホワイトカラーは白いシャツの襟をイメージするもの。
エグゼンプションとは事務職などの労動者を対象に、週40時間といった労働時間の規制を除外することを意味します。

ホワイトカラーエグゼンプションの導入は柔軟で効率的な働き方を促す狙いがあります。

給与は働く時間の長さではなく成果に応じて支払うものという考えが強い。
成果さえあげられれば好きな時間に好きなだけ働けばよいといった反面、過重労働の懸念があります。
労働組合などからの理解を得られるかが導入の鍵を握るでしょう。

制度成立の経緯

2007年第一次安倍内閣で実現を目指すも挫折した経緯があります。
当時の案では年収が900万円以上の管理職手前の社員を対象とし、約20万人に適用すると試算。

2014年6月の成長戦略で導入を決定。
年収水準が上がり、職種を絞り込むため20万人を下回る見込み。

制度概略

年収が1,075万円以上の専門職を対象として、週40時間を基本とする労働時間の規制から外すという制度。

有期雇用の制度は年収1,075万円以上の専門職の規制を緩めており、この水準に合わせたもの。
残業代や手当は無くとも、成果が同じであれば賃金総額が変わらないようにします。

「1,075万円」という年収要件は当初案より対象が狭く、課長級技術職の民間給与で上位25%の水準。

想定される職種は、金融ディ-ラー、アナリスト、医薬品の開発者、システムエンジニアなど。

年収と職種の条件は労働政策審議会の分科会で議論して法案成立後に省令で定める予定。

導入の条件

ホワイトカラーエグゼンプションを導入するには本人の同意プラス働き過ぎを防ぐ策の実施が求められます。

労使で、次のいずれかを選択。
①年104日の休日取得
②1ヶ月間の在社時間等に上限
③就業から翌日の始業までに一定時間の休息

在社時間等が一定基準を超えた社員には、医師の面接を義務付ける。

ホワイトカラーエグゼンプション概要解説図

投稿者プロフィール

ながまつ
ながまつ
「頭は低く、目は高く、口を慎んで心広く、孝を原点として他を益す」

働く人の良知に基づく本質的な職場環境改善によって生産性の向上と事業の発展に貢献することを使命といたします。従業員を本気で幸せにしたいと願う経営者様は是非、お気軽にご連絡下さい。⇒メール相談承ります。